孔雀石の炭素還元




孔雀石


化学組成は、炭酸水酸化銅 Cu2CO3(OH)2 であり、銅製品にできるサビの緑青の主成分と同じ。



豆炭に穴を掘り、孔雀石をセット





バーナで強熱



強熱後の様子。





銅になった様子がわかる。



・孔雀石は高価なので、なかなかやる機会がなかったが、実験用に割り切ってやってみた。意外と簡単に還元されることがわかった。
・マッフル炉などがなくても、安価な豆炭で実験可能。
・鉱物を調べるときに使う「吹管(すいかん)」で酸素を鉱物と炭素に送り込み金属を取り出す方法とやっていることは全く同じ。(今の場合、酸素を送り込んでいないことは異なるが・・・)


・イオン化傾向の小さい金属は、炭素還元で金属を取り出すことが可能。アルミニウムよりイオン化傾向が大きいと、炭素還元は無理。